xcassets_exporterというgemを作りました。デザイナさんとの画像素材やりとりの話
xcassets_exporterというgemを作りました。
xcassets_exporter | RubyGems.org | your community gem host
ソースはこちら。 github.com
既にあるだろうし、実際にあったのですがうまく動かなかったので書きました。
xcassets_exporter
中身は見てもらえれば分かる通り全くたいしたことしてません。READMEにある通りxcassetsの余計なものを取り除いてexportするものです。
Input
Images.xcassets |-TopScreen | |-newButton.imageset | | |-newButton.png | | |-newButton@2x.png | | |-newButton@3x.png | | |-Contents.json | |-contentView | | |-header.imageset | | | |-header.png | | | |-header@2x.png | | | |-header@3x.png | | | |-Contents.json
Output
Images.xcassets |-TopScreen | |-newButton.png | |-newButton@2x.png | |-newButton@3x.png | |-contentView | | |-header.png | | |-header@2x.png | | |-header@3x.png
デザイナさんとの素材やりとり
デザイナさんとの画像素材のやりとりをどうするか悩んでいて、一つのパターンとしてはiOS側の画像素材をマスターとして、そこに追加や修正してもらうというのがあると思います。
ここでデザイナさんにXcodeを使ってもらって追加や修正をしてもらっても構わないのですが、個人的にアプリ内の素材名と実際のpngファイルなどの名前にズレが出るのはあまり好ましくないと思っています。
Xcodeはこの辺をContents.jsonでいい感じにしてくれるのですがちょっとやり過ぎかなと思ってます。Navigatorのgroupingにしても独自の世界を作り過ぎじゃないかなと思ってたり。
ということで今のところはこのgemでexportしたディレクトリを渡して、その中で修正してもらってディレクトリごと返してもらうということをやっています。受け取った側はxcassetsの特定のディレクトリごと消してドラッグアンドドロップし直すとxcassetsとファイル名に差異が出ずにきれいな状態を保てます。
この方法だと1点だけ問題があってxcassetsのSlicingが使えなくなります。Contents.jsonを生成し直してしまうので。ここはまだ課題として残っているのですが、現状多用しているわけではないですし、画像素材を変える場合はSliceの指定もし直すだろうと思って今はこの運用にしています。
みなさんどうやってます?
この辺他社さんではどうやってるのかとても気になるところです。もっといい方法あるよーとか、うちではこんな方法でやってるとかあればTwitterなりブコメなりで是非教えていただけると嬉しいです!
WWDC16に行ってきました
去年に引き続き今年もWWDCに行って来ました。WWDCはご存知のとおり抽選なのですが、運良く二回連続あたることができました。今のところ100発100中です。さて、来年はどうなるか!
初日
会場
前回まではセッション会場と同じモスコーンセンターで行われていたのですが、今回はビル グラハム シビック オーディトリウムという会場になりました。
中に入ってみると日本で言う武道館みたいですね。 2階席からはステージがバッチリ見えて、キャパオーバーで入れない人たちもいなかったと思います。ただ個人的には去年のモスコーンセンターの方が音響がかなり良いのでそこだけちょっと残念。とはいえ朝早くから並ばずとも全員が入れるのは良いですね。
Keynote
個人的に今回のWWDCはなかなか世の中のキャッチアップが早いなと感じていて、こういったものが追加されてます。
- Ride booking is supported by both Maps and Siri
- UberなどをMapsとSiriから呼ぶことができるようになる
- Restaurant reservations with Maps
- Mapsからレストランの予約ができる
- CallKit VoIP
- VoIPの通知を通常の電話のようにロック画面に出せる
- Messages
- MessagesアプリにLINEの様なスタンプやエンタメ系機能の追加
- Video Subscriber Account
- NetflixやHuluなどの動画アプリでSSOが使える様になる
ただ、今振り返るとそれは日本にいるからかも。向こうでは日本以上にUber、VoIP、Video Subscriveは一般的で、またGoogleが既に実装済みのものも多いのでまぁ「順当に追いついた」というところかもしれません。
Platforms State of the Union
Extensions Extensions充実してきたのはデベロッパーとしては面白いところです。Siriが今後日本で流行るかどうかは若干懐疑的ですが、喋るほうが自然なインターフェースなので普段使いのデバイスに限ればそっちの方向に行くのが自然かなぁと思います。とはいえ声を出せない環境では全く使えないので、音声のみになるということはないというところが課題なのかなと思いました。
Swift 3 冗長な書き方が改善されたのが一番のポイントだと思います。単純に書きやすい、見やすいということ以外に、新しくSwiftを初めてみようと思う人達にとって優しい言語になってきたと思います。
Before
content = text.stringByTrimmingCharactersInset(
NSCharacterSet.newlineCharacterSet())
After
content = text.trimmingCharacters(in: .newlines)
Swift Playgrounds これもいい感じで出してきたなぁという印象です。画面見ただけでなんか楽しそうと思えるところがさすがですね。これはObjective-Cだったら絶対にできなかっただろうなと思います。
Xcode App Extensions ついにXcodeにExtensionsが。こういう仕組みができると他のIDEにある機能をAppleとしてもどんどん取り入れてくれるんじゃないか、という期待もあります。無ければ作ればいいですしね。
iOS 10
今回Extensionsまわりやウィジェット、通知からのアクションなどが強化されていて、アプリはどんどん融けてゆく様に感じました。わざわざアプリを開くこと無く他の入り口からアクションが完了してしまう。もちろんビューワー的なアプリはそのアプリを開く必要がありますが、いかにアプリを開かせずにユーザーが求めていることを満たすか。これからのアプリ開発はこの辺がキモになってきそうです。
ホーム画面下のドットが今までは一番左が検索アイコンだったのですが、今回からただのドットに変更されてます。検索だけではなくなったので変更するのは当然なのですが、ただのアイコンになったのは驚きました。今までの検索アイコンだとたぶん全く使ってなかった人もいると思います。これがただのドットだと、もう気になってしょうがないです笑。あれ、左にもういち画面ある、と思ってみるとウィジェット画面という。それくらい自然に使って欲しいという意思表示なのかなと思いました。
Before
🔍●○○○○
After
○●○○○○
watchOS 3
いろいろと改善されてきましたが、個人的にはすごく使えるようになったかというとまだそうは思えないです。やっぱりApple Watchは用途がかなり限定されるデバイスだなと思ってます。Apple Watchの操作って、辛いんですよね。身体的に。
iPhoneは片手で使えるのにApple Watchは両手が必要というのが一番微妙だなぁと思ってるところです。かといって片手でSFちっくに操作できるようには、技術的には出来るでしょうけどたぶんそういった人間として不自然な操作方法はAppleは提供しない気がしています。
iPhoneも初めて使った時は親指の置き場所に困り、浮かせておくということがかなり辛かった覚えがあります。もしかしたらそれと同じで慣れればいいだけの問題かもしれないですが、いまのところはまだ左腕を時計を見る状態で固定しながらの操作は辛いです。
Lab
User Interface
予約が取れたので行ってみました。ちょっと画面遷移について迷子になりやすいなと感じていたのでそれについてAppleのエンジニアとディスカッションしました。その場での結論としてはいろんなモードがあるならタブバー使うのがいいよねということに。タブバーは画面サイズが狭くなるのでできれば避けたいところではありますが、その点についてはまぁトレードオフだよねぇ、そうだよねぇという感じでした。
UIKit
スクリーショットをもっとサクサク取れる方法がないかなと思って質問。bitmapじゃないので再描画はどうしても必要という回答で取得速度をこれ以上上げるには解像度などの部分で調整するしかなさそうでした。
After Party
Yelp、Xamarin、mercariと行ってきました。基本的に全部パーティ形式で、Xamarinとか少しキャッチアップできるかなぁと思ってたのですがそういうものは特になく、って感じでしたね。 mercariはmercariエンジニアの北さんがWWDC期間中に企画してくださったのですが、蓋を開けてみれば日本人が50人ほど集まってました。WWDCは現地のエンジニアを交流するのはもちろんですが、普段あまり会うことのない日本人エンジニアと知り合えるのも面白いところです。
Xamarin
mercari after partyはこの左側で行われていて大盛り上がりでした。写真取るの忘れるくらい。。
The Bash
今年は初日にKeynoteをやった会場でした。去年は野外だったんですけどね。 テンダーロイン近くなので夜に野外で大丈夫なんだろうかと思っていたら普通に屋内でした。
今回のゲストはGood Charlotteさん。ガベージコレクションじゃないです。 )
その他
会場では一人一冊もらえました。 下記からもPDFで見れます。 何の意味があるかは、、全くわかりませんw
App Review - App Store - Apple Developer
App Review Guidelines: The Comic Book
今回の参加証です。今回からチップが組み込まれたみたいで、WWDC会場に入る際に毎回チェックされるようになりました。
去年ちょっといろいろと辛かったので今回は普通のホテルにしました。。高かったけど。やっぱり快適。
全体的な感想
弊社のサービスがiPadアプリなので、その意味では去年のほうがSplitViewなどのアップデートがあって面白みがありました。単純にそうそう驚くような機能は出し尽くしてるというのもあるかもしれないです。3D Touchに関しても黒歴史になると思ってたら意外と推してきてちょっと驚きました。
あれは人間のバージョンアップが必要なので浸透させるのはかなり苦労するんじゃないかな。
しかし、プロアクティブな動きは結構面白いなと思っています。実際にそこそこ使えるようになるにはあと1年は必要かなぁとみてますけど、可能性が垣間見えたかなとは思います。
お約束
今回も前回同様に弊社の海外カンファレンス支援制度使って行ってきました。この辺推奨してるのはエンジニアとしては嬉しい限りです。この辺の制度はまだまだ作り上げているところですが、エンジニアが働きやすい会社を目指してみんなで相談しながら作っていってます。
最近は会社説明会なんかもやってるので興味がある方はご連絡下さい。
株式会社トレタの採用/求人一覧 - Wantedly
また6/27(月)にリアルウォンテッドリーにも出ます。興味のある方は遊びに来て下さい。
【6/27開催】 エンジニア・デザイナー向け!運命のチームやシゴトに出会えるイベント リアルウォンテッドリー【東京開催】 | Peatix
伝説のプログラマーの時間術
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である
- 作者: 中島聡
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2016/06/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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Kindle版がなかったのでKindle化待ちしてたのですが、本屋に行った時に平積みされてるのを見て買ってしまいました。 そのままカフェに行って読了しました。
中島聡さん
Window95を開発した凄腕エンジニアです。僕が中島さんを知ったのは確かPhotoShareの頃に知って、それからブログとかフォローしていました。今はメルマガも購読しています。
僕の中島さんの印象はこんな感じです。
- プログラミング大好き
- 夏休みの宿題を真っ先に片付けられる奇特な人
- 説明がうまい。例えだったり視点を変えることが得意
- 成果をちゃんと自分がやったんだぜって言える人
- 仕事に追われていない。余裕がある
今回の書籍はこの最後の部分について、秘訣を語っています。 ただ上にも挙げたように中島さんは夏休みの宿題を先に片付けられる人なので、はたしてみんな真似できるんだろうか?というところが懐疑的でした。
マイクロソフト時代の働き方
前半はマイクロソフト時代の働き方を紹介しているのですが、エンジニアは結構楽しく読めるんじゃないかなと思います。学生時代にCANDYを開発して1億超えのロイヤリティをゲットしたとか、32歳でビル・ゲイツの前でプレゼンしたとか。ちょっと現実離れしてる感はありますがこういう話は非常にワクワクしますね。
ラストスパートこそ諸悪の根源
後半から時間術本編という感じです。 まずは仕事が終わらない原因は何なのか?
仕事が終わらなくなる原因の9割は、締め切り間際の「ラストスパート」が原因です。
ラストスパートってめっちゃ頑張ってる感ありますし、ぎりぎりのところでやってるという高揚感があったりするのですが、結局は試験前の一夜漬けと何も変わりません。 最後に頑張って何とかなると思ってもそこで困難な問題が出てきたら無理ですし、締め切り直前は焦ってる状態なのでそもそも正常な思考が出来てません。そんな状態で徹夜なんてしようものなら酷いものが出来上がるだけです。
ロケットスタート時間術
そこで中島さんが勧めているのがロケットスタートです。ロケットスタートとはマリカーのあれですね。 例えば10日のタスクがあった場合に、まず2日見積もりの時間をもらいます。経験則や勘では見積もりません。
2日もらったらその2日間そのタスクだけに集中して8割完成のレベルに持って行きます。ここで8割に満たない場合はそもそも完成しないリスクがあるので上司とリスケ交渉します。
2割の時間で8割完成させられるかという2:8の法則ですね。
たしかにこの方法が出来ればかなり余裕をもってタスクを進められると思います。ただ、普通にやって2割の時間で8割をこなせるはずはありません。出来たら苦労しませんし。
ではどうしてるのかというと、この2割の時間は界王拳20倍状態です。界王拳はそのままドラゴンボールのアレですね。メールもフェイスブックも見ずに、コーヒーを淹れたり散歩したりといったことも全てやめてこのタスクに集中します。
それはわかってけど出来るのか?
ロケットスタートをするとなんかいい感じに進んで遅れることはなくなるような気がします。ただ、みんながみんなこれを出来るかというとちょーっと難しいかなと思ったりしてます。なのでまずは、
- 前倒しで進めるように意識を変える
- 見積もるためにまず手を付けてみる
くらいから初めてみても良いんじゃないかなと思いました。
僕も仕事をしている上でありがちなのが、タスクを甘く見積もっていてそのタスク時間中であっても他の作業をやっていることがあります。またそれは重いと見積もってちょっと長めの時間をとってるときに限って起きがちです。
重いと思って長めにしているのに、余裕があると勘違いしてしまうんですね。そしてMTG、社内行事、面接、etc...と他の業務もあるので意外とメインの作業に避ける時間は多くなかったりします。この辺は最初から引き算しておくと後で慌てることなくスケジューリングが出来るのではないかなと思います。
まとめ
内容がかなりもりもりなのでここではほんの一部しか紹介できてません。 時間術と言いつつ、仕事の選び方や勉強の仕方から生き方についても触れています。 この本はエンジニアだけでなく全ての人に役に立つ一冊だと思います。
また個人だけでなく、組織としてもっとスピード感出していくには、というところに課題を感じている場合もとても良いと思っていて早速社内にも紹介しています。
仕事に追われるのではなく、仕事を追っていきましょう。
Kindle Oasisは結局どうなのか
Kindle Oasis買ってみました。ブラックの3Gキャンペーン情報無しモデルです。3Gはいつも高いなと思って一瞬迷うんですが、ページ同期などの便利さにはやっぱりかなわないので3Gにしてます。 ちなみに僕は解像度が高くなる前のKindle Paperwhiteからの買い替えです。 なのでVoyageも使ったことないです。
結構古いのでずっと買い換えようとは思っていたのですがVoyageの後継がきっと出るはず、と思ってずっと待ってました。 そんなときに発表されたOasisです。正直高っ、と思ったものの金額は目をつぶってポチりました。
良いと思ったところ
薄い!軽い!
いやもうこれは正義です。
片手で持てる
Paperwhiteももちろんそんなに重くは無いので片手で持てなくはないですが、どうしても負担はかかってしまうんですよね。あと片手で持ったままページめくりとか意外と辛かったりします。
物理ボタン便利
そんなに期待してなかったのですが、これはかなり便利です。押したらページがめくれるという安心感もいいですね。 あと、進む・戻るが決まってるので、もしかしたら今までのkindleでも設定とかで変えられたのかもしれませんが、右開きと左開きとでどっちにスワイプするかとか迷わなくなりました。 表紙のちょっと後からスタートしててページめくったら表紙の方にめくっててあれっあれってことが結構あったんですよね。
持ち替えた時のストレスの無さ
Oasisは非対称なデザインなので持ち替える時にひっくり返す必要があります。これを加速度センサーで検知して画面がひっくり返るのですが、この動きがさくっと動いてくれて、ストレスは全く無いです。 またOasis自体が軽いのでひっくり返すこと自体のストレスも無いですね。
バッテリー
個人的にあまり気にしてなかったのですが、ちょうどGWで3泊4日の帰省をしていて、その間1回も充電しなくてよかったのは楽でした。 Kindleはすごく電池が持つように言われてますが、1日30分使用計算なので思ったほど持たなかったりするんですよね。
いまいちと思ったところ
お届け日
当初、メルロー(赤)カバーで注文してたところお届け日が7月末という、、それ、つなぎに別のKindle買っちゃうよ、みたいな感じでした。 ブラウンにするつもりは無かったですが、こちらも6月末くらい。結局発売日に手に入れられるブラックモデルにしました。 メルロー、発売日に手に入れられた人いるんだろうか。。
カバーロゴ
写真左のロゴですね。真ん中にAmazonて入ってるんですが、、なんかちょっと主張しすぎ。。もうちょっとどうにかならなかったのかと。
壁紙
これはOasisに限ったことではないのですが、なんかあまり壁紙が更新されてない気がします。もしかしたら気づいてないだけでちょっとずつ変わってるのかもですが。 Appleの新製品とか筐体一緒でも壁紙が変わった画像を見るだけでなんだか欲しくなったりします。新しいKindleを買っても壁紙一緒なのであまり新しい感が無いんですよね。。
反射
個人的に反射はとてつもなく気になります。気にしいです。そもそも紙でも雑誌とかでテカテカしてる紙は好きじゃないです。 Oasisですが、他のKindleと同じように若干の反射はあります。とはいってもプラスティックのクリアファイル位な感じなんですが、個人的にはこれもちょっと気になるのでフィルムでも貼って試してみようかなと思ってます。たぶんあまり変わらないだろうなぁ。
まとめ
ちょっと古い機種からの買い替えというのもあると思いますが、個人的にはKindleでの読書時間が増えたので買ってよかったと思います。 人柱とか言ってOasis買って、大して違わないのに高すぎるから他ので十分て言ってる人が多い気がするんですが、僕はOasisが良いと思いますよ。
Kindle Oasis Wi-Fi + 3G バッテリー内蔵レザーカバー付属 ブラック
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とはいえ高過ぎるのは事実なので、とりあえずどんなものか試してみたいとか、初めて買ってみる、みたいな人はこれが一番手ごろなんじゃないかなと。 きっと気に入ったら買い換えることになると思うので。
Kindle Paperwhite Wi-Fi 、ホワイト、キャンペーン情報つきモデル
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- 発売日: 2016/04/26
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ポモドーロテクニック始めてみた
きっかけはこの記事。
自己流ポモドーロを実践している話 - kakakakakku blog
ポモドーロテクニック自体は知っていたし、一回くらいは試したことがあったかもしれない。そのときは多分続かなかったんだと思う。今回も始めたばかりなので続くかどうかわからないし飽きっぽいので続かないと思う。
ただ、まぁこれ系の何かは僕には必要で似たようなものを試し続けていくんだろうなと思ってるところ。
とにかく気が散りやすい
何で必要かというと、とてつもなく気が散りやすい性格なんですね、僕。色んな物が気になる。横道にそれる。何やってたか忘れる。近くで誰かが何か話していようものなら無意識のうちに耳がダンボになってる。だから一人になれるスペースがなかったり、イヤホン出来ないところではもう働けない。
ちなみに耳栓をためしたこともあるけどダメだった。うるさいのがダメなんじゃなくて人が話してるとそっちが気になってしまうみたい。なんでこんなに気になるんだろうって考えたこともあるんですけど、どうも自分の知らないところで何か面白い話してたらどうしよう、って思ってしまうっぽい。
もちろん気が散るのは話し声だけではなく、webにchatにmailにと、まぁ色いろあるわけです。
まぁそんな感じで難ありなのでいろいろと良い方法がないか試してみてるところ。
Togglで時間管理
半年くらいまえにしばらくやってたのはTogglを使うというもの。 Toggl - Free Time Tracking Software
Togglの主目的は時間管理だと思うんですけど、実際に僕もそのときは時間計測のために使ってみてました。見積もりの精度上げたくて。そのときはがっつり仕事に集中したとして、作業してる時間はざっと7割だなぁというのがわかった時点で満足してしまって使うのやめてしまいました。もちろん、3割サボってるとかそういうわけではなくて、休憩とか割り込みとかです。
そのときは集中力が切れたら休憩ってのをやっていて、だいたい50分作業して10分休憩って感じでした。なので、8時間だと80分休憩することになります。(最後の10分も面倒なので含めちゃってます) 狙ったわけではないですが、トータルの休憩時間はポモドーロテクニックの休憩時間と同じですね。
そうするとだいたいこんな感じになります。
稼働時間(480分) = 作業時間(336分) + 休憩(80分) + 割り込み(64分)
7割と聞くとだいぶ少なく思いますし、上記はちょっと割り込みが多いかなという感じはありますけど、僕は割りと現実的かなと思っていて、特に見積もるときにはこれくらいが妥当かなと思ってます。 休憩をもっと削ることもできそうですが、それやりすぎると後半頭働かなくなるだけというのが実際やってみた感想です。
あと、上記はかなりタスクに集中できたときの話で、実際はMTGとかあったりするので実際の作業時間はもっと少なくなるんですよね。 8時間の7割だと5.6時間なわけですが、まぁ8時間は無理でも7時間は作業できるっしょとか安易に考えて見積もると詰みます。それは見積もりではなく、ただの希望ですね。
話がそれたので戻します。Togglを使ってみて思ったのは、時間管理する以外にも、タスクを書いてタイマースタートするときに「今からこれをやるぞ」という意識になるのが個人的には良かったです。何をやるかがちゃんと意識できますし、仮にタスクからそれてしまっても何をやっていたかがわかるので軌道修正しやすかったですね。あとちゃんと測るためにはタイマーを止めなきゃいけないわけで、そこでまたタスクに意識を戻せるのも良かったです。
じゃあ何で続かなかったかというと、上記で言ったように満足してしまったのとタスクをいちいち書くのが面倒になってしまったからでした。
分報も試してみたけど
その後分報というものも試してみたのですが、これもなかなか書き忘れたりしてちゃんとは続かず。
というわけでポモドーロテクニックにたどり着きました。
ということでポモドーロテクニック
個人的にポモドーロで良いなと思っているのは、時間制限があるので(というかそれだけだけど)、目の前のタスクをやらないといけないという強制感があるところです。Togglと違って途中で止めたりとかも出来ないんですよね。Togglの場合はあとから軌道修正しやすいって感じだったのですが、ポモドーロはそもそも横道にそれさせてくれないって感じです。時間も25分と適度な時間なので、ちょっと気になってもとりあえずこのタスク(25分)が終わってからにしようと思いやすいです。
一番の悩みはXcodeのコンパイル時間
これ、結構悩みの種です。トレタはコードベースもかなり大きくなってきていて、コンパイル時間も無視できない感じになってきています。基本的には差分コンパイルされるのでそこまで問題ないはずなのですが、まだ原因はわかっていないのですが、Swiftを取り入れた辺りからときどきフルコンパイルが走るような挙動をしていることがあります。
コンパイルに時間がかかるとその間待たなければいけないわけですが、そのときに情報収集と称してFacebookとかTwitterとか見るんですよね。それは別にいいんですが、何か気になるものを見つけてしまうとそっちに注意が行ってしまうので気づいたらコンパイルは既に終わってたとかよくあって、あ”あああああってなります。
コンパイル時間をどうにかするのは難しいのでそこは諦めて、最近は闇雲に情報収集するのではなく、前もってコンパイル時間に読むものを用意しておくことにしました。普段からpocketに記事をストックしておいて、タスクに取り掛かる前に既にブラウザで開いておく。時間かかりそうなコンパイルが走ったらその記事を読む、と。とりあえず、こんな感じでやってみたところ、前よりは無駄な時間が減ったかなぁと思ってます。
まとめ
というわけで、ポモドーロテクニックがベストかどうかはわからないのですが、しばらく続けてみようと思います。 リンク先で紹介されてたこの本も読んでみたいのですが、Kindle版が無いのでどうしようかなと思ってるところです。
- 作者: Staffan Noeteberg,渋川よしき,渋川あき
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2010/12/16
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YAPC::Asia Tokyo 2015に行ってきた
僕はPerlエンジニアでもないし、Perlに触れたこともないのだけど今年で最後というのを聞いて行って来ました。昨日と今日の両日参加です。
写真は全然撮ってなくて、最後に思い出したかのように撮った一枚。
個人的に面白かったのはこの辺
TBD
FixnumとBignumは表向きはIntegerにして内部構造を外に見せるべきではなかったとか、StringとSymbolも一緒にすればよかったかなとか。今だから言える?内容が盛り沢山でした。 ただ、悪口とは言っても99.8%(だったかな?)は気に入ってると言ってました。
松本さんは本当に楽しそうに話すなぁと思って聞いてました。
Posture for Engineers
Posture for Engineers - YAPC::Asia Tokyo 2015
こんな内容もありなんだ、と思ったセッション。 エンジニアであり、ヨガインストラクターでもあるMarylouさんによるエンジニアの姿勢についての話。
座りっぱなしは良くない。適度な運動が必要ということで、色んなエクササイズを紹介してくれてました。Marylouさん自身、スタンディング環境を取り入れて立ったり座ったりを交互にして筋肉が固まらないように気をつけてるそうです。
耳を肩の真上に持ってくるのが正しい頭の位置など、最近姿勢に気をつけてることもあって参考になりました。
HTTP2 時代の Web
HTTP2 時代の Web - YAPC::Asia Tokyo 2015
HTTP2というキーワードだけは知っていたもののなんだか良くわからなかったので。結構早めに会場前にいたのでみんなが並ぶ様子を見てたのですが、かなり早い時間から長蛇の列が出来てて、それを登壇者のjxckさんが見て驚いてる、みたいな感じでした。
HTTP2についてざっくりと知ることが出来たので良かったです。
まとめ
他にも聞きたいセッションがあったのですが、事前調査足らずで終わった後でそんな内容だったのか!だったら聞きたかった!みたいなのが2つほどありました。残念。資料とか公開されてたらこれから読んでみようと思います。
YAPCおつかれさまでした!
P.S.
レシーバー一個壊してしまってゴメンナサイ。 返すときに電源を切ろうと思っただけなんです。。そしたらダイヤルが中に入ってしまって。。戻らなく。。
スタッフの方にはちゃんと正直に話しておきました。
8年越しのレバレッジメモ
- 作者: 本田直之
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2006/12/01
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社会人3年目の頃、なんか色々とどうして良いのかわからない時期で、悩んでいた。きっかけは全く覚えていないけれど、それまで全く活字を読む習慣がなかったのだが、ふと本屋に寄って手にしたのがこの本。
それからしばらく多読というか乱読というか毎日何かしら本を買うようになったのだけど、そのきっかけになったのがこのレバレッジ・リーディングです。結構売れたと思うので読んだことある人は多いと思います。
ざっくり要約するとこんな感じの本です。
活字を読む習慣がなかった僕は、例に漏れず本は必ず頭から読まないといけないと思ってました。その制限を外してくれたのが本書です。
本の詳細についてはいろんなブログなどで紹介されてると思うので省略します。
今日はレバレッジメモの話です。
レバレッジメモとは本を読んで線を引いたところを集めて書き写したメモのことです。本の内容なんてすぐ忘れてしまうし、良いなと思ったことも実行しないと何のために読んだのかわからなくなります。
レバレッジメモの作り方
- 本に線を引く
- 書き移す
以上です。基本はこれだけです。
著者の本田直之さんはプリントアウトしていつも持ち歩いているそうです。とは言ってもそれは8年前ですし、モバイルデバイスとクラウドがこれだけ進化した今は別のやり方をしているかもしれません。
僕もモバイルデバイスとクラウドを使ってプリントアウトしなくて良い環境を作ってます。そもそもプリンター持ってないですしね。
タイトルにもあるように僕がレバレッジメモを作るのはこの本を読んでから8年経ってのことです。この本を読んで感銘を受けたは良いものの、レバレッジメモは面倒で作ってませんでした。やれば効果があることはわかってましたが、どうにも面倒なのと、そもそも僕はメモやらToDoやら見返すこと苦手なんですよね。
ただ、久しぶりにやってみると意外といけるかも?と思ったのでその方法を紹介します。
Kindleが便利
まず、Kindle! これがないと話になりません。 Kindleのデバイスが持っていない場合、iPhone、Androidのアプリでも構いません。
Kindleにはハイライトという機能があるのはご存知でしょうか。要するに本に線を引ける機能です。紙の本に線を引いていたようにKindleでもハイライトしていきます。次は書き写す作業ですが、データとしてハイライトしてるわけでこれをコピペできると楽ですよね。
できるんです。
Kindle本でハイライトした箇所はWEB上で確認できます。コピーしてEvernoteに整理しておくと、読み返す時にとても便利! - いつもマイナーチェンジ!
さて、先に書かれてしまってますが、これをそのままEvernoteに放り込めばレバレッジメモの完成です。これが出来たからこそ僕のような怠惰な人間でも続けられるかも?と思いました。やっぱり書き写すのは結構な手間なんですよね。。
ちなみに見返すときにはもっぱらスマホのEvernoteアプリを使っています。いつでもどこでも確認できないと続けられないので。そこで、上記のハイライトページをそのままEvernoteに突っ込むのですが、何もしないとレイアウトがそのままになってしまって、スマホアプリから見るときにかなり辛いです。
なのでここで一工夫しています。
[kindle]読書メモ(Highlight)をEvernoteにいい感じに保存できるブックマークレットをつくった | hello-world.jp.net
こちらで紹介されているブックマークレットを使うと、Kindleハイライトページがシンプルなテキストになるので、それをEvernoteに取り込めばOKです。
溜まったメモを分類する
ある程度メモが溜まってくるとカテゴリー分けしておくと良いそうです。空いた時間にレバレッジメモの行のところにカテゴリーをメモしていき、それぞれのカテゴリーに切り張りする感じです。
ちなみに本田直之さんはこんな風に分類されてました。
# テーマ別 経営 営業・マーケティング ビジネスアイデア、商売 起業 IT活用 コーチング、人材マネジメント ネゴシエーション ファイナンシャルインテリジェンス 不動産、株式投資 移住 リタイア タイムマネジメント ゴールマネジメント セルフマネジメント 人脈 心理学、脳 読書・勉強 実用英語 健康・フィットネス 運 出版・本の書き方 プレゼンテーション、文章表現 # データ # 引用文
作り方は自由なんですが、僕はノートを分けてしまうとまとめて見れず、見るのが面倒になるので一つのノートにまとめてます。その場合見出しを付けたくなるのですが、Evernoteにはなぜか見出し機能がありません。もちろんフォントを変えたりはできるので自分でやればできるのですが、どの見出しをフォントサイズいくつでとか覚えてられないのでできればやりたくありません。
ということで僕はMarxicoというWebサービスを使っています。
Evernoteで「見出し」を付けたかった人必見!Markdownで構造化した文章が書けるアプリ「Marxico」 - 細谷 崇
これを使うとEvernote上では編集できず、Marxicoからしか出来なくなるのでスマホで編集することはできなくなりますが、基本的に編集はPCでやるので問題ないです。
レバレッジメモの管理
- 1冊1ノート
- さらにそれらをまとめたレバレッジメモを1ノート
まとめた方はEvernoteのショートカットに登録してアクセスしやすいようにしています。
まだ初めて1週間くらいなのでまだまだやり方は変えていくと思いますが、今のところ続けられそうな予感がしています。もともとメモを見返したり振り返りがとっても苦手なのですが、これが習慣づけば他のことにも活かせるような気がしています。