若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)
そろそろ社会人3年目突入、ということで読んでみた。
内容は、タイトルから受ける印象よりかなり濃いものだった。
「昭和的価値観」という言葉がとても印象的。
P.185
小学校から始まるレールのなかで、試験によってのみ選抜されるうち、人はレールの上を走ることだけを刷り込まれ、いつしか自分の足で歩くことを忘れ果てる。最後は果物のように選別され、ランクごとに企業という列車に乗り込み、あとは定年まで走り続ける。
そう、これこそが、「昭和的価値観」の正体だ。
ただ、一点だけ気になるところが、
この本で述べている対象者のほとんどが、エリートだということ。(エリートって言葉が昭和的か)
わざと絞っているのかもしれないが、もう少し下層の話も聞きたかったなぁ。
それにしても、全社会人に一読の価値はあると思う。
若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)
- 作者: 城繁幸
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/09/15
- メディア: 新書
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