デブサミ2014に行ってきた<二日目>
初日の模様はこちら
デブサミ2014に行ってきた<一日目> - 悪あがきプログラマー
【14-B-1】やる気を引き出す組織風土のつくり方(藤田晋〔サイバーエージェント〕)
詳細はこちらを参照
devsumi 2014 藤田 晋「やる気を引き出す組織風土のつくり方」のメモ
本当にうまく回る仕組みを色々と考えて実践してきたんだなぁという印象。
ポジティブな社員
ポジティブな社員をマジョリティにするのくだりが一番勉強になった。
ネガティブは伝染しやすい。元からポジティブだったりネガティブするのは2割。残りの8割はどちらにも転ぶ人。その人達をポジティブに持って行き、ポジティブをマジョリティにする。
同じことをやるにしてもネガティブばかりだとどうでもいいところで止まってしまったりする。単純に楽天家であれという意味ではなく、課題が出てきた時に解決可能な課題として取り組めるポジティブさが重要だと考える。
合宿
プロジェクトで解決が難しいような課題があったり、非常に詰まっていてもうどうにもこうにもみたいな状態の時。こういうときに非常に威力を発揮する。
面白いのが、渋谷からお台場に移動するだけで効果がある。渋谷にいると業務が多忙でそれどころじゃない!状態。しかし、お台場に行ってみて普段の業務から離れてみるとその日にすぐに解決したりする。
これは昔何かの本でも読んだけど、プロジェクトで詰まるとリーダーが「雪山行こうぜ!」って言って、遊んで帰ってきたら解決できなかったことが解決できるようになるとか。
藤田さんに質問してみた
講演後に質問できる場があったので藤田さんに今抱えている悩みを質問してみた。
「弊社はかくかくしかじかで業態ががらっと変わろうとしていて社員は色々と不安です。この不安を払拭するにはどうすればいいでしょうか?」
「トップが現場回って説明するしか無いですね」
「何か下からできることはありますか?」
「無いですね」
2分ほどだったので詳しいお話が出来たわけではないですが、やっぱりそうか〜という回答を頂きました。そりゃそうだよね。また何をするにしてもトップがダメだとどうにもならないという話もありました。
あ、決してトップをdisってるわけではないです。結局はトップ次第だよね、ということを再確認させられました。
【14-B-L】悩める金融系SEの軌跡~COBOLからScalaへ~()
COBOLという技術的に新しいことがしにくいところからScalaを使うような前衛的な現場へ異動出来た話。
誰かがどうにかしてくれるのを待つんじゃなくて、未来は自分で切り開くもの。
異動、希望は常に出しておく。誰かが見てる。
こういうのって一人悶々としていても絶対に解決しないですよね。日頃から興味のあること、やりたいことを言っておくことはとても大切だと思います。
ちなみに特にやりたいことが無い人も多いとは思うんですが、それでも何かしらひねり出して言っておいたほうが良いんじゃないかなと。あとから文句言ってもどうにもならないですしね。
【14-B-4】Amebaで取り組んでいるネイティブ開発事例(藤原聖〔サイバーエージェント〕)
技術的なところはAndroidだったのであまりわからず。。
取り組みとしては色々と面白いなと思うものがあった。
最終的にはいろんなアプリを全員で同じように開発することで開発スピードだったり、品質を担保しているという話。
まとめ
- Pull Requestで複数人開発
- アプリのクラッシュを一元管理
- AppZoneでアプリ配布
- 自動でコードレビュー&一元管理
- auto format / clean up
- 様々な端末を同時にDebug
面白いと思った取り組み
<イノテック会議>
サイバーエージェント経営陣「あした会議」の技術者バージョンで、中長期的な課題を技術で解決することを目標にしている。要するに技術者で合宿して今出来なかったりしてるけど長い目でみたら必要だよね、とかやったほうがいいよね、みたいな話し合いをする場。
【14-A-5】エンジニアだからできる?自由な生き方(増井雄一郎〔ミイル/トレタ〕)
一番見たかったセッションなのですが、弊社全社会議とかぶってて見れず。。
自分自身、割りと自由にできるはずのエンジニアという職業の割に自由でないことにジレンマを感じていたりします。もちろんスキル不足とか出来ない理由は色々とあるんだろうけど、一番はなりたい姿を描けていないことだなと改めて感じました。
ちゃんとなりたい姿を描いて、そこに対して努力する。ホリエモン風に言うと、ゼロにイチを足していくことが大事なんですね。
ちなみにスライドの中ではこの言葉がお気に入りですw
老いていく自分をメンテするのは自分自身
総括
今回のデブサミも色々な刺激と気付きを得られました。有給扱いだろうが現場休んで参加してよかったです。やっぱり実際に足を運ぶのは大切だなぁと思いました。