心のなかで「作ればいい」と思ってませんか?
プログラムは技術だけでは動かない ?プログラミングで食べていくために知っておくべきこと
- 作者: 小俣光之
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2014/06/05
- メディア: Kindle版
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僕にもそう考えてる時代がありました。
「作ればいい」ではなく、「使ってもらってなんぼ」という考え方に頭を切り替えることが大切です。「ソースコードが綺麗かどうか」とか「構造が優れている」といった次元ではなく、「ユーザーの課題を解決できるかどうか」がポイントなのです。
本当にその通りだと思います。もちろん、動きさえすればスパゲティでも良いというわけではないのですが動かなければ意味が無いですし、ユーザーの課題を解決できていなければ、、、単なるゴミです。
僕も昔はコーディングルールがー、インデントがー、この構造はーとかわりと細かいところばかり目がついてしまっていたのですが、最近はそういったところはわりと寛容になりもっと大局から見ることを意識してます。作ったものがユーザーの課題を解決できていれば細かいところはまぁいいかと思うようになってきています。
「まぁいいか」というのは適当でいいやというわけではなく、必要以上に考え過ぎないということです。もちろん、後から変えることが難しい物とかはある程度きっちり考えます。その辺はバランスを見ながらですね。
なんでそんな風に考え方が変わってきたのかをちょっと考えてみたのですが、主にこんな理由かなと思いました。
- 「作ればいい」だと工場の生産ラインと変わらなく、自分がやらなくても良い仕事となる。
- 「作ればいい」だと成長がない。
- 「作ればいい」だけだとモチベーションがもたない。
もちろん楽しく働きたいなどもあるのですが、根本的な理由としては将来に対する不安だと思います。ずっとこのままで良いのかと悩んでいた時にとあるベテランエンジニアの一言で道が開けた気がします。
今まで携わってきたサービスは全て自分のサービスだと思って仕事してきた。
SIerという仕事がら、毎回自分が興味のある仕事ばかり出来るわけでもないと思っていたのでかなり衝撃的でした。
この言葉を聞いてからは仕事に対する取り組み方が徐々に変わってきたかなと思ってます。