結婚してからのお金のこと
- 作者: 花輪陽子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2014/10/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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私事ですが最近結婚しました。
前から同棲していたし子供が出来たわけでもないので特に何も変わらずな毎日を過ごしています。とはいえ、やっぱり気になるのがこれからのお金のこと。
一家の大黒柱としてそろそろ必要になるお金のことをちゃんと知っておかねばと思って読んでみました。
ざっくりと金額を把握したかったので金額に関するとこだけメモった感じです。
結婚にかかる費用
結婚はしましたが、式はまだなのでゾッとしてるところです。。
それぞれ平均額となります。
出て行くお金
結納〜新婚旅行 | 458.9万円 |
新生活準備金 | 88.1万円 |
計 | 547万円 |
入ってくるお金
ご祝儀 | 223.2万円 |
親族からの援助 | 189.6万円 |
計 | 412.8万円 |
貯金
二人の貯金 | 305.7万円 |
こどもにかかる費用
養育費 | 722万円 |
教育費
オール私立 | 2,258万円 |
小学校以外私立 | 1,634万円 |
オール公立 | 880万円 |
オール私立はオール公立の約3倍ですね。
児童手当 | 200万円 |
全く足りないね\(^o^)/
貯金
手取り1/4貯金がおすすめらしいです。
1年で4ヶ月分、30年で10年分になる。
何にいくら使えばよいかはざっくりこんな割合で考えるといいみたい。
固定費 | 50% | 家賃、水道光熱費など |
変動費 | 30% | 食費、小遣いなど |
貯金 | 20% | - |
固定費
住居費は30%まで。20%まで圧縮するとだいぶ家計が楽になるとのこと。
この20%ですが、意識的に家賃を低めに設定していないと難しいかなと思いました。
二人の手取り額 | 30% | 20% |
30万円 | 9万円 | 6万円 |
40万円 | 12万円 | 8万円 |
50万円 | 15万円 | 10万円 |
60万円 | 18万円 | 12万円 |
70万円 | 21万円 | 14万円 |
ほらね。
変動費に関しては固定費が圧縮できていればそこまで節約する必要は無さそうです。
生命保険
妻が働けば生命保険は1/3でよい。
貯金やら補助やらがあったとして1ヶ月に必要なお金が15万だとする。
働きざかりに夫が亡くなったとしてあと50年間お金が必要な場合。
15万×50年=9,000万円 必要
この金額は安価なネット生命の10年定期で考えても月1.4万円はかかる。
妻の収入が15万円あるならこの生命保険は不要。
10万だとすると1/3の3,000万円の補償だけあればよくなり、月の負担額は5,000円ほどになる。
「感情ではなく勘定で考えることが大事」とのこと。
医療
日本では全ての国民が医療保険に加入している。
よって、貯金があるなら民間の医療保険に加入する必要性は薄い。
1ヶ月の入院費 | 100万円 | |
窓口での支払い(30%) | 30万円 | |
自己負担上限額 | 9万円 | 21万円は所定の手続きをすることで払い戻される |
つまり、月にかかる医療費は9万円で収まる。
その間の収入不足は?
連続で3日休むと4日目から傷病手当金として収入の2/3が支給される。(支給期間は最長1年半)
医療保険に加入せず貯金でまかないたい場合は200万〜300万の貯金があると安心とのこと。
これを読んで、日本ていい国だったんだなぁと再確認しました。
まとめ
とりあえず貯金や、とりあえず保険に入る、ってのが大嫌いな僕にとってはとても良い本でした。そして子供半端ないですね。二人だと2倍ですもんね。
親に感謝ですね。