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悪あがきプログラマー

悪あがきを続けていきたい技術と書評なブログです。トレタでiOSエンジニアやってます。

伝説のプログラマーの時間術

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

Kindle版がなかったのでKindle化待ちしてたのですが、本屋に行った時に平積みされてるのを見て買ってしまいました。 そのままカフェに行って読了しました。

中島聡さん

Window95を開発した凄腕エンジニアです。僕が中島さんを知ったのは確かPhotoShareの頃に知って、それからブログとかフォローしていました。今はメルマガも購読しています。

僕の中島さんの印象はこんな感じです。

  • プログラミング大好き
  • 夏休みの宿題を真っ先に片付けられる奇特な人
  • 説明がうまい。例えだったり視点を変えることが得意
  • 成果をちゃんと自分がやったんだぜって言える人
  • 仕事に追われていない。余裕がある

今回の書籍はこの最後の部分について、秘訣を語っています。 ただ上にも挙げたように中島さんは夏休みの宿題を先に片付けられる人なので、はたしてみんな真似できるんだろうか?というところが懐疑的でした。

マイクロソフト時代の働き方

前半はマイクロソフト時代の働き方を紹介しているのですが、エンジニアは結構楽しく読めるんじゃないかなと思います。学生時代にCANDYを開発して1億超えのロイヤリティをゲットしたとか、32歳でビル・ゲイツの前でプレゼンしたとか。ちょっと現実離れしてる感はありますがこういう話は非常にワクワクしますね。

ラストスパートこそ諸悪の根源

後半から時間術本編という感じです。 まずは仕事が終わらない原因は何なのか?

仕事が終わらなくなる原因の9割は、締め切り間際の「ラストスパート」が原因です。

ラストスパートってめっちゃ頑張ってる感ありますし、ぎりぎりのところでやってるという高揚感があったりするのですが、結局は試験前の一夜漬けと何も変わりません。 最後に頑張って何とかなると思ってもそこで困難な問題が出てきたら無理ですし、締め切り直前は焦ってる状態なのでそもそも正常な思考が出来てません。そんな状態で徹夜なんてしようものなら酷いものが出来上がるだけです。

ロケットスタート時間術

そこで中島さんが勧めているのがロケットスタートです。ロケットスタートとはマリカーのあれですね。 例えば10日のタスクがあった場合に、まず2日見積もりの時間をもらいます。経験則や勘では見積もりません。

2日もらったらその2日間そのタスクだけに集中して8割完成のレベルに持って行きます。ここで8割に満たない場合はそもそも完成しないリスクがあるので上司とリスケ交渉します。

2割の時間で8割完成させられるかという2:8の法則ですね。

たしかにこの方法が出来ればかなり余裕をもってタスクを進められると思います。ただ、普通にやって2割の時間で8割をこなせるはずはありません。出来たら苦労しませんし。

ではどうしてるのかというと、この2割の時間は界王拳20倍状態です。界王拳はそのままドラゴンボールのアレですね。メールもフェイスブックも見ずに、コーヒーを淹れたり散歩したりといったことも全てやめてこのタスクに集中します。

それはわかってけど出来るのか?

ロケットスタートをするとなんかいい感じに進んで遅れることはなくなるような気がします。ただ、みんながみんなこれを出来るかというとちょーっと難しいかなと思ったりしてます。なのでまずは、

  • 前倒しで進めるように意識を変える
  • 見積もるためにまず手を付けてみる

くらいから初めてみても良いんじゃないかなと思いました。

僕も仕事をしている上でありがちなのが、タスクを甘く見積もっていてそのタスク時間中であっても他の作業をやっていることがあります。またそれは重いと見積もってちょっと長めの時間をとってるときに限って起きがちです。

重いと思って長めにしているのに、余裕があると勘違いしてしまうんですね。そしてMTG、社内行事、面接、etc...と他の業務もあるので意外とメインの作業に避ける時間は多くなかったりします。この辺は最初から引き算しておくと後で慌てることなくスケジューリングが出来るのではないかなと思います。

まとめ

内容がかなりもりもりなのでここではほんの一部しか紹介できてません。 時間術と言いつつ、仕事の選び方や勉強の仕方から生き方についても触れています。 この本はエンジニアだけでなく全ての人に役に立つ一冊だと思います。

また個人だけでなく、組織としてもっとスピード感出していくには、というところに課題を感じている場合もとても良いと思っていて早速社内にも紹介しています。

仕事に追われるのではなく、仕事を追っていきましょう。